「見積もりのあとに追加料金を言われた…」「作業後に水漏れが起きた…」——そんなトラブルを避けるには、依頼前の“ひと手間”が何より大切です。
この記事では、エアコンクリーニングを頼む前に確認すべき5つのポイントを、プロの現場目線でわかりやすくまとめました。
依頼前にチェックしておけば、見積もりもスムーズで、仕上がりにも差が出ます。
目次
- チェック①:エアコンの型番と設置環境を把握する
- チェック②:高所・吹き抜け・お掃除機能付きなど特殊条件を伝える
- チェック③:養生スペースと作業動線を確保する
- チェック④:電源・ブレーカー・排水経路の確認
- チェック⑤:保証・アフター対応を確認しておく
- まとめ
チェック①:エアコンの型番と設置環境を把握する
まず確認しておきたいのが、型番と設置位置です。
型番は本体の側面やカバー内にあるシールに記載されています。
この情報を伝えておくと、業者が正しい構造や必要工具を事前に把握でき、当日の作業がスムーズになります。
チェックポイント:
- メーカー名と型番(例:ダイキン○○、日立○○など)
- 設置場所(リビング/寝室/吹き抜け など)
- 設置高さ(床からの距離)
- 室外機の設置場所(ベランダ・屋上・壁掛けなど)
これらを事前に伝えるだけで、作業時間の目安と準備内容が正確になるため、見積りの精度が上がります。
チェック②:高所・吹き抜け・お掃除機能付きなど特殊条件を伝える
作業環境によっては、追加の準備や人員が必要になる場合があります。
それを見積もり前に伝えておかないと、「当日になって追加料金」となるケースも。
伝えておきたい内容:
- お掃除機能付きかどうか(リモコンや取扱説明書で確認)
- 天井が高い吹き抜けや3m以上の設置位置
- 隣接する家具や照明の位置(足場や養生が必要な場合あり)
- 電源コンセントの位置(延長コードが必要なケースも)
細かく伝えておくことで、当日の安全性と作業効率が大きく変わります。
チェック③:養生スペースと作業動線を確保する
エアコンクリーニングは、水や洗剤を使うため、周囲の保護と作業スペースの確保が欠かせません。
依頼前に、周辺の家具や家電を動かせるかを確認しておきましょう。
確認リスト:
- エアコン直下にテレビ・棚・観葉植物がないか
- 作業者が脚立を立てられるスペース(幅1m×奥行1mほど)
- 養生用シートを広げられる床スペース
- 排水ホースを伸ばす経路の確保(バスルームやベランダ方向)
作業動線が整っていると、作業時間も短くなり、事故や水濡れリスクも防げます。
チェック④:電源・ブレーカー・排水経路の確認
見落とされがちですが、電気と排水は作業の要です。
作業前にどこで電源を切るか、どこに排水を流すかを確認しておくと、当日慌てません。
確認ポイント:
- ブレーカー位置を把握しておく(通電確認に必要)
- 排水経路(洗面所・浴室・ベランダなど)を伝える
- 水道の使用可否(場合によっては洗浄水の補給が必要)
これらを共有しておくことで、作業者が家の設備を傷つけるリスクを最小限にできます。
チェック⑤:保証・アフター対応を確認しておく
最後に必ず確認したいのが保証内容と再訪ポリシーです。
作業直後は問題がなくても、数日後に「水漏れ」「ニオイ戻り」が起こるケースもあります。
確認しておきたい項目:
- 再訪(無料対応)の期間や条件
- 万が一の破損・水濡れに備えた損害保険の有無
- 作業記録(写真・動画)を残してもらえるか
きちんとした業者ほど、これらの説明が明確です。
**「保証がある=安心して任せられる」**という判断基準にしましょう。
まとめ
エアコンクリーニングを安心して依頼するには、事前準備が9割です。
依頼前に、
- 型番と設置環境
- 特殊条件
- 養生スペース
- 電源・排水
- 保証内容
を整理しておくことで、当日のトラブルを大幅に防げます。
プロの技術を最大限に引き出すには、依頼者側の準備も大切。
見積もり前にこの5項目をチェックし、「安心・納得・確実」なエアコンクリーニングを実現しましょう。