エアコンクリーニングをいつ行うのが良いか迷う方は多いでしょう。
今回は、兵庫県在住364人を対象に「クーラー掃除をする時期」について実施されたアンケート結果を紹介します。
実際のデータをもとに、利用者の行動傾向と、プロが考える“ベストシーズン”を解説します。
Q1 エアコンクリーニングの実施月として最も多いのはどれ？
アンケートでは、「そもそもエアコンクリーニングをしたことがない」が41.6％と最も多く、まだ未経験の方も多いことが分かりました。
一方で、実施している人の中では「5～6月（冷房前）」が28.1％で最多。
次いで「9～10月（冷房後）」10.4％、「7～8月（ピーク中）」8.2％という結果でした。
季節の切り替わりに合わせて、使う前に整える「冷房前派」と、使い終わった後にリセットする「冷房後派」に分かれる傾向が見られます。
特に5～6月は、梅雨前で湿気やカビの発生が気になる時期でもあり、清潔さを意識する人が多いようです。
Q2 その時期にクリーニングをする理由は？
理由のトップは「使用前に清潔にしたい」が45.1％。
次いで「汚れやにおいが気になる」22.5％、「料金がお得」13.1％でした。
つまり、多くの人は“価格”よりも“効果の実感”を重視していることが分かります。
「清潔に使いたい」「カビのにおいを防ぎたい」という意識が高く、家族の健康や快適性を守る目的が中心です。
また、「料金がお得」「予約が取りやすい」といった理由も挙げられており、混雑を避けて計画的に依頼したいという姿勢もうかがえます。
Q3 業者に依頼する場合、どれくらい前に予約したい？
希望するリードタイム（予約から作業までの期間）は「2週間以内」27.2％、「1週間以内」25.4％が多く、合計で過半数を占めました。
「1か月前～」が10.8％、「急がない（空いている時で可）」13.6％と、比較的柔軟に対応する層も存在します。
全体として、多くの方が1～2週間前には予約を済ませたいと考えており、繁忙期（5～7月）には早めの行動が重要になります。
一方で「そもそも業者に頼まない」人も16.4％いましたが、これは「自分で掃除する派」と重なっている可能性があります。
専門家の見解（アンケートの読みと現場経験から）
アンケート結果からも分かる通り、兵庫県では「冷房を使う前（5～6月）」のクリーニングが最も多い時期となっています。
このタイミングは、湿気が高まる梅雨前に汚れやカビを除去できるため、理にかなっています。
ただし、プロとしておすすめしたいのは「9～10月（冷房後）」のクリーニングです。
夏の使用で溜まった内部のカビやホコリをすぐに除去しておくことで、冬の暖房使用時のニオイ発生を防げます。
また、この時期は比較的予約が取りやすく、料金キャンペーンを実施する業者も多いため、コスト面でもメリットがあります。
つまり、
- 使用前に「備えたい」なら5～6月、
- 使用後に「リセットしたい」なら9～10月。
このどちらかを目安に、生活スタイルや希望に合わせて選ぶのが最も効果的です。
まとめ
今回の兵庫県民アンケートでは、「エアコンクリーニングをしたことがない人」が4割超を占めつつも、利用者の多くは冷房前の5～6月を選ぶ傾向にありました。
理由としては「清潔に使いたい」「においが気になる」といった衛生面の意識が中心で、特に家族や子どもがいる家庭ほどその傾向が強いと考えられます。
一方で、プロの現場では「冷房後（9～10月）」の清掃を推奨しています。
内部の湿気やカビを放置すると、冬の暖房使用時ににおいが発生しやすくなるため、使い終わった直後のメンテナンスが理想的です。
つまり、春と秋の2シーズンのうち、どちらかで定期的にクリーニングを行うことが、快適で長持ちするエアコンを保つ最善策と言えるでしょう。
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調査について
本記事は、クリーンワールド アンケート結果③「クーラー掃除、何月にしてる？兵庫県民アンケートを実施！」（調査期間：2025年10月21日～10月28日、有効サンプル数：364件）をもとに作成しました。